去る10/3に今年の本試験筆記試験の合格発表がありました。
|
平成30年 |
2019年 |
出願者 |
17,668 |
16,811 |
実受験者 |
14,387 |
13,683 |
合格者 |
最終621 |
筆記606 |
対出願者合格率 |
3.5%
|
3.6% |
対実受験者合格率 |
4.3% |
4.4% |
基準点 |
187.0 |
173.5 |
合格点 |
212.5 |
197.0 |
上乗せ点 |
25.5 |
23.5 |
合格された皆さま、本当におめでとうございました。合格発表時、法務省HPや法務局の掲示板で自分の番号を見つけた瞬間のことはずっと忘れないと思います。
ダメだった皆さま、僕も15年以上掛かっていますから気持ちは痛いほど分かります。受験を継続するか、撤退するかが最大の悩みになります。経済的な事情、体力気力の問題、家庭の事情、周囲の声など諸事情を総合考慮しなければなりません。「答え」は自分しか分かりませんし、心の底では「分かっている」ものです。悔いのない選択なんて不可能ですが、より悔いの少ない選択が出来ることをお祈りします。時間もお金も有限ですから・・・。
ただ合格して1つだけ言えるのは「合格者」って雲の上のスーパーマンみたいな人ばかりじゃないってことです。既出論点と記述雛形は完璧、そんな人ばかりじゃなく、不合格者と「紙一重」な僕のような人も多い、というのが合格後の研修で同期と話したときの印象でした。この点が今後の希望になれば幸いです。
研修等で先輩方から「最近は合格率が4%台で試験が易しくなったみたいで・・・」なんてお言葉を頂戴することもあります。いやいやいや!そんな易しくないよ~と思いつつも、もし昔並の合格率だったら僕は落ちていました。司法書士のいわゆる「コスパ」の悪さが敬遠されてか受験者数はどんどん下がっていくなか、合格者数として600人はキープしたいのでしょうか。もしそうなら今後も合格率は上がっていくでしょう。合格率上昇の恩恵に預かった1人としては「だから最近の合格者はレベルが低いんだよ」なんて言われないように研鑽を続け、社会の負託に応える司法書士になりたいなと思います。