近況報告2020春

 年始から公私とも多忙な日々を送っていますが気づけば3月。直近だけコロナウィルスの影響でやや繁忙感が減少しているものの、年度末の怒涛に片足突っ込んだ状況です。年始に掲げた勉強目標は大きく未達になっているので軌道修正が必要ですね。

  • 調査士試験対策

 去年の9月から始めたLECのインプット講義がもうすぐ終了します。択一過去問は漸く一周し、二周目に入ったところです。ですが出来が非常に悪く平均正解12~13問/20問…。記述はまだ過去問に手をつけてすらいません。
 思えば司法書士試験だって15年以上の歳月を費やした出来の悪い僕が、そうそう上手く行くはずないかと目が覚めた思いです。8%の壁は甘くない。でも頑張って何とか一発合格したいです。公私の事情で、勉強できる今の環境はそう長く続きそうにないのです。
 10月の本試験まで過去問を回して択一知識の精度を高めつつ、書式演習をどれだけ積み上げられるかにかかっています。書式の過去問は自力で解けそうにないのと複素数計算での解答例が欲しいので、悩んだ末、アガルートの講座を単発で受講することにしました。
 表示に関する登記と権利に関する登記はいずれも不動産登記法という一つの法律で規定されてはいますが、似て非なる部分や考え方が異なる部分が少なくないことが分かりました。自分の専門である権利の登記の前工程を知ることで不動産登記の全体像が掴めたので勉強してよかったと思います。後は「結果」だけです。

 去年の10月から半年で一周という計画でコツコツ回していた「ケータイ司法書士」、予定通り今月中に全6冊を一周できそうです。合格から登録までの間、どんどん力が落ちていくのをなんとか最小限にしたいという思いで始めました。本書の水準は「問われたら即答しなければならない最低限の知識」と言えます。でもいざ回してみるともうボロボロで、やはり自分はまぐれ合格だったと自信を失わせるに十分な有様です。
 だからこそやる意義があります。将来司法書士業界に入ったとき、許されるのなら何処かの事務所に入って修行したいと思いますが、「お前本当に合格者?」とお世話になる方々を失望させるようなことが決してないよう勉強を続けます。まずは民法改正、民事執行法改正、そして来る会社法改正にキャッチアップしてゆきたいです。
 年始に読もうと買った破産法のテキストはまだ開かれることなくずっと机の片隅にあります。今回の民法改正で条文が増えて難しく感じる詐害行為取消権ですが、破産法と平仄を合わせた部分が多く、破産法を学んでいたらなお理解が進んだだろうなぁと思います。
 そういえばそろそろ「登記情報」の購読期限が到来します。次には難解と敬遠していた「登記研究」をいよいよ購読してみよう。
 ケータイ司法書士、次の半年で二周目と行きたいところですが調査士試験対策の比重を高めたいので調査士試験が終わるまでペースを落としていきます。
 

  • いつ登録するのか

 増税と減給で生活が苦しい中、実家の手入れや親の介護等でお金が掛かり、安定した月給の魅力が非常に大きくなっているのは正直あります。当初オリンピック後と目されていた大不況はもう目前かもしれないと思うと、ここで安定した職を一旦失い全く畑違いの分野に身を投じるのは怖いです。
 でも司法書士試験を目指したときのこと、それから長い長い時を経て合格したときのことに思いを馳せると、早くこの道でやっていきたいという気持ちも日に日に高まっています。当面は二足(三足?)の草鞋で頑張りますが、時間は有限だし悩ましいところです。合格した後になって自分の「本気度」が試されています。

 

 近況はこんな感じです。やりたいことが多すぎて時間が足りないですね。ただアラフィフで身体のあちこちにガタが来ているので、健康にも気をつけないとです。上記は健康あっての計画ですからね。
 実は昨日、司法書士業務にとって重要な判決が出ました。じっくり読んでみたいと思います。