調査士本試験終わりました

 本日10月18日、令和2年度の土地家屋調査士本試験を受験してきました。

 アガルートさんの解答速報で採点したら択一18問/20問正解でした(→その後アガルートさんの解答一部変わって見たら20問全問正解!)。マークを見直す時間が全くなかったのでマークミスが不安ですが大健闘だったと思います。

 土地書式は座標計算は正しく、求積や辺長は正しかったのに、幾つか痛恨のミスがありました。建物書式は床面積求積は正しかった一方で、添付書類や建物図面でミスがぽろぽろ。択一で逃げ切り点を稼げたと思います。あとは書式の基準点を超えるかどうか。細かいミスが幾つかあるのでミス1箇所につきどれほど減点されるかというところです。

 思えば昨年の認定考査の勉強をしている2019年4月頃、2020年の調査士受験を目指してまず測量士補試験対策を開始。認定考査の2週間前という鬼スケジュールの測量士補試験を突破して、2019年秋から2020年向け調査士試験対策、と息つく暇もなかったです。

 一方、会社では金融業界の御多聞に漏れず組織再編と人員減が進み、仕事が超が付くほど多忙になっていました。正直、今の仕事量では司法書士試験の兼業受験合格は不可能だったと思います。合格した一昨年が兼業で受かる最後のチャンスだったと言っていいです。
 そして今回の調査士試験対策。仕事が多忙な一方で、国家資格を目指すのは人生でこれが最後と決めていたので、司法書士試験合格後も司法書士試験対策と同等の熱量を注いでおり、本当に、本当にきつかったです。

 結果が分かるのは来年初です。もう疲れ切ったのでまずは休みたい。予備校では来年度向けの中上級講義割引申込みが軒並み始まって行く時期ですが、仮に受験を継続するにしても年内はもう試験対策やりません。それほど燃え尽きました。

 本当にお疲れさまでした!!

 

2020.10.25追記 試験勉強の振り返り

 本試験から1週間。

 実は試験後に体調を崩して寝込んでしまいました。会社も何日か早退する始末で大変申し訳なかったです。それほど試験対策に力を注いできました。

 アガルートの中山先生の合格チャンネル動画を拝見したら基準点・合格点の予想をされていました。択一13問(32.5点)+記述(29点)+上乗せ点11.5点=合格点73.0点との予想でした。記述の基準点が低いことを祈ります。

 LECの先生が記憶が鮮明なうちの試験勉強の振り返りを勧めていたので少し振り返ってみようと思います。

 まず択一。満点取れたので結果としては良かったですが、司法書士試験勉強の蓄積が随分活きたので、調査士試験プロパーの勉強としては不足してました。過去問10年位を回すだけでは現代の調査士試験においては逃げ切り点を取れないかもしれないです。

 次に記述。反省点が多いです。先ずは演習量が圧倒的に足りない。過去問10年分すら回しきれませんでした。試験会場の緊張の中でミスを減らすには「なすべき登記が分かったら考えずに手が動く」レベルにならないとダメですね。既に何を書いたか記憶があやふやなくらいなのでぶっつけ本番感が否めないです。

 合否の分かれ目となるだろう土地書式のG点、H点の座標が出たのは偶然に近いです。分割して合併する部分が平行四辺形になるとこまでは傾きの計算で分かっていました。それが実は長方形であることに気づけばG点H点は簡単に求めることができます。僕は他に導出材料が見当たらないところからこの平行四辺形が長方形でなければG点H点を求めることができない、だから長方形に違いない、と逆に決め打ちして計算を進めたのです。酷い決め打ちでしたが結果として正しかった。算出結果、面積も正しかったので結果として平行四辺形の角が直角だったことを後から確認しました。

 ただ試験後の様々な情報に接するに、小さなミスが多く今回基準点には達してない気がしますね・・・。

 最後に総合面。択一も記述も「量が不足」でしたし、回す教材も途中で変えたりして勉強法を確立するのが7月頃になってしまったのが反省点です。しかし自分の可処分時間をほぼ完全に勉強に当てられたと思うし「これ以上はやれなかった」と言い切れます。これでダメだったらもうしょうがないと「やりきった感」があるのは良かったです。あとは結果が伴うのを祈るのみです。